「ホームステイ トラブル」
Googleでホームステイのトラブルについて調べてみても多くのサイトでは日本人が海外へホームステイへ行った場合のトラブルの例ばかり。
ホームステイを受け入れてホストファミリーになりたいけど実際に外国人を受け入れるのは不安で調べてみてもなかなか良いサイトが見つからない…
という声も少なくありません。
そのため、この記事ではホストファミリー視点でのホームステイ受け入れの際によくあるトラブルとその対策方法についてまとめさせて頂きました。
・ホームステイでよく発生するトラブルや問題
・トラブルを事前に防ぐための対策
それでは早速、見ていきましょう。
ホームステイの受け入れを始めるための必要なマニュアルはこちら▼▼
よくあるトラブル
まずはじめに、よくあるトラブルをご紹介させて頂きます。
・言語のレベルの差によるコミュニケーションの問題
・ハウスルールや時間を守らない
・部屋が汚い
これらのトラブルですが、実は日本のホストファミリーだけでなく、実際に海外でホームステイをしているホストファミリーたちも同じような悩みを抱えているという話をよく耳にします。
日本人が海外へホームステイへ行く場合も同じようなトラブルが多々発生しており、外国人だから汚い、国籍や人種などは全く関係ありません。
この記事で紹介させて頂くトラブル例は、実際の人間関係と同じようにお互いのコミュニケーション不足により発生することが多いです。
丁寧なコミュニケーションを心がけることを前提に読み進めていってください。
時間関係のトラブル
ホームステイ受け入れの際のトラブルで一番よく耳にする時間関連のトラブル。
人にもよりますが、日本人の一般的な時間の価値観とは少し違う人がいるのは事実です。
●よくあるトラブル
・門限
・食事の時間
・お風呂、洗濯の時間
・就寝時間
門限について
門限を守らない、いわゆる帰ってくる時間に関するトラブルです。
こちらに関しては以下が重要な点になります。
1.事前に鍵を渡しておく
2.置き鍵にする
3.家族が常にいるようにする
門限トラブルが発生するのは主に3番の場合が多いです。
一番はゲストの方に合鍵を渡してしまうことなのですが、セキュリティの問題や鍵の個数などでなかなかうまくいかないことも多いです。
その場合、事前に門限をしっかりと決めて、遅れる場合は連絡をするなどのルールを事前に決めておくことが大切です。
門限に関してはゲストの年齢や性格(夜出かけたいか、時間にルーズかなど)を考慮して受け入れを決めると良いかもしれません。
食事の時間
「せっかく夕飯を作って待っていたのに時間に遅れる、または外で済ませてきてしまった」
この手の話はあなた自身が子どもの頃にやってしまったことがある方も多いのではないでしょうか…(少なくとも私はやりました…)
こちらに関しては「事前に必ず連絡することをルールにする」ことが一般的な対策になりますが、忘れてしまう子も多いと思います。
「ホスト側からゲストに確認を取る」のような形を取り、コミュニケーションを徹底するか、多少の連絡忘れなどある程度のことは寛容的に受け入れる気持ちがホストファミリーとして受け入れる際に必要になってきます。
お風呂、洗濯の時間
続いてよくあるのは水回りのものを使用する時間のトラブルです。
代表的なものとしてはお風呂の時間や洗濯物の時間などが挙げられます。
お風呂の時間は入るタイミングを事前に決めておくと良いでしょう。
ゲストによっては長時間浴室にいる子もいるので、家族の都合と合わない場合は、入浴時間なども決めておくと良いかもしれません。
また、洗濯が別の場合、学校や仕事の都合で日中家にいないため、夜中に回してしまうゲストもいます。
その時の状況に合わせて柔軟に対応してあげる姿勢が大切になります。
就寝時間
就寝時間の違い、生活習慣の違いから発生するトラブルもあります。
夜中までリビングに滞在している、夜遅くまで寝室でYouTubeを見ているなど若者にありがちな問題が挙げれらますが、
こういった問題は騒音のトラブルと相関性があるため、リビングの使用時間、動画や音楽を楽しむ際には必ずイヤホンを使用するなど、事前に取り決めをしておくと安心です。
ゲスト自身のトラブル
ゲスト自身は「異国の地で」「知らない人たちと」「新しい生活」を始めるため、ストレスを感じてしまうことは至極当然ではあります。
そんなゲストを暖かく迎え入れてあげることがとても大切になります。
ホームシックになってしまうことも
言葉の問題
食べ物が合わない
学校へ行きたくない
何もかもが母国と違いすぎて、受け入れられない
自分の居場所がみつけられない・・・
落ち込んだ時に浮かんでくるのは母国の家族や友達たちの姿…
ただただ帰りたい。
そんな複雑な気持ちが入交り涙を流す外国人の若者におろおろしてしまうこともあるかもしれません。
やはり、母国を離れた異国の地での生活になるため、ホームシックになってしまう子もいますが、裏を返せばゲストの成長の過程でもあります。
ホストファミリーとして暖かく迎え入れてあげて、ゲストの子の成長の助けとなってあげることが一番の近道です。
食事の問題
食事は口に合わないものは口にしないこともあります。
対策としては好みや好き嫌い、宗教やアレルギーの関係で食べられないものを事前に確認しておきましょう。
ただ、あまりホストファミリー側が気にしすぎると気疲れしてしまうのであくまでも「日本の一般家庭の生活を体験してもらう」ために普段通りの食事を心がけましょう。
どうしても少し豪華になってしまいがちな部分ではあります。
道に迷う
異国の土地勘のない場所は母国とは馴染みのないお店や看板ばかりで、なかなか目印も覚えにくいものです。
スマートフォンが使える子であれば、自分で調べられるので問題ありません。
しかし、Wifiの調子が悪かったり、慣れない土地に迷ったりなどは仕方ない理由での迷子も多々あるため、
なるべく駅やバス停から自宅までの道のりや、最寄り駅から良く使う路線などについては事前に伝えておけると、無駄なトラブルを避けることができます。
ゲストが怪我や病気をしてしまう
ゲストが風邪や軽いけがで病院へ行くことになることもあります。
日本語があまり話せないゲストの場合はホストファミリーの人が付き添ってあげれるととても心強い助けになることは間違いないです。
しかし義務ではないため、無理のない範囲で協力してあげるようにしましょう。
言うことを聞かない
特に思春期のゲストの場合、こういったトラブルが発生しやすい傾向にあります。
その場合、基本的にはわが子を躾けるようなスタンスで接してあげましょう。
あまりにもひどい場合はエージェントへ相談しましょう。
コミュニケーションのトラブル
ゲストとホストの間に生まれるトラブルのほとんどはコミュニケーション不足から起こるものになります。
やはり他人と同じ屋根の下で生活をするため、どうしても何かしらの問題の発生は避けられませんよね。
こういった問題を乗り越えていくこともホームステイの醍醐味なのかもしれません。
言語の問題
ホームステイの心配事を想像する際にまっさきに上がりそうな問題ですよね。
よくあるのは、「ホスト側は英語を話したい」「ゲスト側は日本語を話したい」といったお互いの希望がずれているケース。
ゲストは日本語を学ぶために来ているため、なるべく日本語で対応してあげるようにしましょう。
逆のケースでは日本語を一切話そうとせず、コミュニケーションが取りにくいといったものがあります。
この場合はゲスト自身の問題になるのでルー大柴のような英語交じりの日本語でゆっくりと話して対応してあげると良いかもしれません。
ホームステイ受け入れの際によく使う英語の言い回しについてはこちら(内部リンク)
遠回し精神
日本人同士の場合、「言わなくても分かる」ことが同じ文化で育ってきたため成り立ちますが、ゲストは異なる文化、土地で育ってきたため、「言わなければわかりません。」
特に欧米圏は、日本の「言わなくてもわかる」や「空気を読む」ということに重きをおいていませんので、「言わないとわからない」と思っている可能性があることをぜひ忘れないでください。
日本語がまだわからなくて、自分も英語や他言語がわからないという場合は、簡単な単語で会話をしてみるのが良いかも知れません。
「ダメ、ぜったい」のフレーズではないですが、単語でビシッというのもありだと思います。
アメリカのセールスマンに聞いた日本人と交渉をする際の注意点というのが、
日本人は、Passive Aggressive (受動的攻撃行動)
なので、わかりづらいところがある。というものでした。
わかりやすく説明すると「えー、いいよ、いいよ」と言いながら、実はそうして欲しいので、なんとなく「匂わせる」ってやつですね。
留学生は若い人も多いですし、言わなくても常識だろうと思っていると、全く思ってもいなかったことになるかもしれません。
ちなみに、海外でホームステイを受け入れるホストファミリーにもトラブルはあるようで、意見をまとめてみます。
ホームステイのトラブルの対策
ここまでホームステイ受け入れの際によくある問題・トラブルを紹介させて頂きました。
冒頭でコミュニケーションが大切だと述べていますが、コミュニケーションの手段として一番有効なのがハウスルールを設けることです。
ハウスルールについてよくわからない人はホームステイ Homiiホームページからお気軽にご相談ください。
ホームステイ受け入れのための準備の流れについてはこちらの記事を見てみてください▼▼